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産声
〜第一日〜 それは希望の誕生日 何もかもを失って海の底 沈んでいくこの僕の耳元で声がする 「まだ終わりじゃない」と
儚い現実の波に呑み込まれては 溺れ流され もがき続けてた 嵐の去った朝 光の差す方へと今 胸を躍らせ 水面に浮上する!
海の底で希望を見つけた筈なのに 光りの下じゃ 足りなさだけが見える 掛け替えの無いものが、当たり前になっていく 気付かぬそのうちに
日常と言う錯覚が君を無表情にしても 花は咲き乱れ そして枯れていく どうか思い出して 君を今いる場所へ 運んでくれた奇跡の全てを
二度とは来ない今日を見失いそうになるならば あの日の声に耳を澄まして
胸を締め付ける 叶わなかった夢 僕を呼んでる 果たせなかった約束 それら全部を プロローグにしよう この声を 今度こそ 信じてみよう
果てない運命の渦に呑み込まれても 何度でもいい 浮かび上がってやる 旅の終わりには、何が待っていようとも 星を頼りに 船を漕ぎ出せる 新しい始まりが 最後の物語が (耳を澄まして!) 産声を上げる!
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